車を売る 個人

車を売る 個人

個人売買は中古車市場の約5%ほどです。
(ガリバー社員に教わりました)

 

以前は雑誌や提示版などが利用されていましたが、
現在はネットオークションが主流です。

メリット
・安く買える可能性がある
・高く売れる可能性がある
・消費税がかからない(業者ではない)

 

デメリット
・手間と時間がかかる
・トラブルの懸念(引き渡し、支払い、故障、名義変更など)

という特徴がある売り方だと思います。

 

個人売買の注意点

代金の受け渡し

引き渡しと同時が理想だと思います。
車の状態と契約書内容をまとめて確認できるからです。

 

もし引き渡し立ち合いが難しい場合は、

 

1.車両を送る
2.入金確認後に契約書類を送る

 

などの防衛策も有効だと思います。

 

瑕疵担保責任

「車両を引き渡した後の瑕疵担保責任が売主にない」
旨を書類に記載しておいた方が後のトラブルを避けられます。

 

ただし修復・故障歴などを隠して売った場合は、
契約書に明記しても責任が発生する場合があります。

 

名義変更

予備検査付きの状態で売るのが安心だと思います。
買主がなかなか名義変更をしないケースもあるからです。

 

予備検査とは

一時抹消登録されている車の仮車検です。
車検と同等の検査済ですが正式な車検証は発行されていません。

 

予備検査から3ヶ月以内に名義変更や登録を行うことで、
2年間有効な車検証が発行されます。

 

名義がそのままですと、
車検や税金関係の支払い義務が売主に発生しますので、
速やかな変更を促す方が良いと思います。

 

所有権

車検証の「所有者」と「使用者」が両方売主本人でない場合、
所有者の承認が必要になります。

 

・所有者が家族=委任状、譲渡証明書、印鑑証明など
・所有者が信販会社=ローンの支払い名義変更

 

ローンが残っている場合所有権はディーラーや信販会社が持っているので、
完済して解除する必要があります。

 

買取店の場合は売却代金をローン返済に充てて差額を現金支払いで解除
することできますが、
個人売買はこのやり方ができないこともデメリットのひとつだと思います。

 

走行メーター管理システム

走行距離の不正や異常を確認できます。

 

走行メーター管理システムとは、
中古車業界の健全な発展と消費者保護の観点から、
日本オートオークション協議会が開発したシステムで、
オークション会場に出品された中古車の走行距離のデータを蓄積し、

 

データベースとして集中管理することにより、
オークションに出品される中古車から、
走行メーターに関する不正車輌を排除することを通じ、
不正行為を未然に防止することを目的としています。

 

一般財団法人 日本自動車査定協会より

 

持ち込み+手数料1,500円がかかりますが、
中古車価格は主に車種・グレード・年式・走行距離などで決まるため、
不安要素をひとつ取り除くことはできると思います。

 

まとめ

安く買えて高く売れる可能性はある
自己責任なので入念な確認と準備を